上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

事務仕事をされていて、肩こり、右肘の痛みを訴えて来院された女性です。

ヒアリング

事務職でずっとデスクワークをしているため肩こりがひどく、またファイルを取ったりする時に右肘の外側が痛いというのから始まって、来院された当時は何もしていなくても肘が痛いという状況でした。

この方の肘の症状は通称「テニス肘」と呼ばれるものですが、テニスをしていなくても、事務作業等で腕や肘に負担がかかり続けると同じ症状が出ることはよくあります。
腱鞘炎と同じく、使い過ぎによって傷めた状態です。

その他、腰や膝の痛みがあり、一年ちょっと前には右肩が五十肩のような状態だったかもしれないとのことでした。

施術

施術内容

主にお困りだったのは肩と肘ですが、症状が右半身のあちこちにありましたので、まず全身のバランスを整え、左右差をなくすために DRT によって調整を行い、その上で肘と膝の調整を中心に施術しました。

経過

当初、肘の痛みは相当強かったですので、肘のことが気にならない程度になるまでに10回の施術が必要でした。

肘の痛みがなくなってくると、逆に肩を動かした時に、角度によっては痛みが出るようにこられたそうですが、これは実際にはよくある反応です。

過去の不調をさかのぼるように、以前あった痛みが再度出てくることがあるのですが、そのように経過して不調が出る前の身体に戻っていくことをお伝えし、施術を継続して受けていただきました。

その結果、今では肘はもちろん、事務仕事で常に気になっていた肩こりが全くなくなっているとのことです。

この方は元々ストレッチや筋トレを毎日自宅でされているとのことでしたので、筋体質に合わせたトレーニング法もアドバイスさせていただきましたが、そうしたことも積極的に取り組んでいただけました。

身体が整った結果…

施術とトレーニングを続けていただき、次のような感想をいただきました。

  • 身体のバランスがとりやすくなった。
  • 体幹トレーニングで(左右どちらかの)不得意だった方もできるようになった(左右差がなくなった)。
テニス肘でお悩みのST様

膝も多少の調整を加え、段差を下りた時の違和感がほとんどなくなっているとのことです。

※ ↑ 施術の効果には個人差があります。

今後

目立った症状はほとんど気にならなくなっているとのことですし、指標検査でも圧痛がほとんどない状態になっていらっしゃるので、しばらく再発予防のため様子を見させていただき、その後は定期チェックとしての施術を受けていただくだけで十分だと思われます。

六甲仲井整体院